HPMCパウダーの用途セメントモルタルや石膏系製品に均一かつ効果的に分散し、すべての固体粒子を包み込み、湿潤膜を形成します。地盤中の水分は相当の時間をかけて徐々に放出され、無機セメント質材料と水和反応を起こし、材料の接着強度と圧縮強度を確保します。
そのため、高温の夏期工事では、保水効果を得るために、十分な量のヒドロキシプロピルメチルセルロース配合通りに配合しないと、水分保持不足、強度低下、ひび割れ、空洞化、急速乾燥による剥離などの品質問題が発生し、施工時の作業難易度も高まります。気温が下がるにつれて、ヒドロキシプロピルメチルセルロースの量を徐々に減らすことで、同様の保水効果を得ることができます。
ヒドロキシプロピルメチルセルロースの保水性は、温度と以下の要因によって影響を受けます。
1. ヒドロキシプロピルメチルセルロースの均質性
均質なヒドロキシプロピルメチルセルロースメトキシ基とヒドロキシプロピル基が均一に分散しており、保水率が高いです。
2. HPMC温熱ゲルの温度
温熱ジェルは温度が高く、保水率も高いですが、逆に保水率は低いです。
3. ヒドロキシプロピルメチルセルロース粘度
粘度がHPMC粘度が上昇すると保水率も上昇しますが、粘度が一定レベルに達すると保水率の増加は緩やかになる傾向があります。
4.ヒドロキシプロピルメチルセルロースの添加量
ヒドロキシプロピルメチルセルロースの添加量が多いほど、保水率が高くなり、保水効果も向上します。添加量0.25~0.6%の範囲では、添加量の増加に伴い保水率は急激に増加します。添加量をさらに増やすと、保水率の増加傾向は緩やかになります。
投稿日時: 2023年7月10日